なぜ読解力が必要なのか!
読解力で読み取るものは文章だけでなく、画像や映像、会話、表情、雰囲気も含まれます。読解力がなければこれらを十分に読み取れず、コミュニケーションに支障が出ます。読解力は人が生きていくうえでどうしても必要な力だといえるでしょう。
子どもたちの読解力を高める方法として、一般に考えられているのが、「語彙力」、「要約力」、「思考力」の3つです。国語の力はよくセンスだと言われていますが、それは間違っています。
本来の読解力は技術であり、身につけるものです。本を読み、それを話したり書いたりして人に伝えることが、3つの力を高める道だと考えられています。
語彙力とは文字や言葉を認知する力のことで、読解力を根底で支える能力になります。文章は知らない言葉が1つや2つあっても前後の文脈から想像できますが、増えすぎてしまうと途端に理解できなくなります。
人間の思考は言葉を用いるので、自分の語彙の範囲を超えられません。語彙力を高めるには知らない言葉と出会ったら調べることを習慣づける必要があります。
教科書、新聞、本などは詳しく説明するため、長い文章になっていますが、書きたいことはいくつかに絞られています。
文章は複数の段落で、段落はいくつかの文から構成されています。各文から主語と述語を正しく読み取ることで、書き手の書きたいことにたどり着き、読解力を高めることにつながります。そのために効果的なトレーニングが必要です。最初は短い文章から主語と述語を抜き出す練習を始めるとよいでしょう。
読解力を高めるには本や新聞を読む習慣をつけるとともに、日頃から読解力向上につながるトレーニングをすることが大切です。
文章を読んで満足するだけではなく、何を伝えたいのかを読み取ることで、学力向上を実現させるとともに、新しい時代に求められる力を養うことにつながります。
(引用出典:日本教育新聞(NIKYO WEB))
それを可能にするのが,教育社で復刻された「トレーニンペーパー読解力」です。
レベルA,B,Cの3段階にレベル分けされた教材で、読解力を補強するために、徹底的にトレーニングするプログラムとなっています。